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腎臓がん(腎細胞がん)

Cancer guide

腎臓がん(腎細胞がん)

がんを治すことと、腎臓の働きを守ること。

別の検査で偶然見つかり、驚いている方もいると思います。「どのくらい取るの?」「腎臓が一つになっても暮らせる?」。病気の場所と腎臓の働きを、分けて聞いてみましょう。

まず、ここから

このページは腎細胞がんの説明です。尿の集まる場所にできる腎盂がんとは、治療が異なります。

どんな病気?

腎細胞がんは、腎臓で尿を作る部分に発生するがんです。淡明細胞型など複数の組織型があり、大きさ、周囲の血管や臓器への広がり、転移の有無とともに治療を考えます。

参考:[1] [3]

どのくらいの方が診断されるの?

全国で新たに診断された数 · 2023年

30,845 例

集計区分:腎・尿路(膀胱除く) / 全国がん登録

これは腎盂・尿管などを含む「腎・尿路(膀胱除く)」の統計です。腎細胞がんだけの罹患数・生存率ではありません。

参考:[5]

喫煙や肥満は腎細胞がんの発症リスクと関係します。長期の透析も関連する可能性があり、一部には遺伝性の病気を背景に発症するものがあります。ただし、どれか一つで発症理由が決まるわけではありません。

統計の「腎・尿路(膀胱除く)」には、腎細胞がん以外の病気も含まれます。数字を読むときは、自分の診断名と集計範囲が同じかを確認しましょう。

参考:[6] [5]

リスク因子は、発症した理由を一人ひとりについて断定するものではありません。ご自身を責めるための情報にしないでくださいね。

疫学・統計の言葉をやさしく読む →

検査で確かめること

超音波や造影CT、MRIなどで病変の位置と広がりを調べ、血液検査で腎臓の働きも確認します。画像だけでは判断が難しい場合などには生検を検討します。造影剤のアレルギーや腎機能の問題は、検査前に伝えてください。

参考:[2]

治療は、どう考える?

病気の状態や体力、持病、生活で大切にしたいことも含めて、担当医と相談します。

主な治療どんなことをする?
腎部分切除術・腎摘除術がんの部分を切除して腎臓を残す方法と、がんのある側の腎臓全体を取る方法があります。大きさだけでなく、位置や残る腎機能を考えて選びます。
凍結療法・監視療法小さい病変など条件が合う場合、針を使って凍結する治療や、画像で定期的に観察する方法を検討します。すべての方に適した選択肢ではありません。
薬物療法・放射線治療など切除が難しい場合などには、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬などを検討します。放射線を症状の緩和などに使うこともあります。
言葉を、少しだけ整理すると

「腎臓を残せるか」と「腹腔鏡・ロボット支援で行えるか」は別の確認事項です。取る範囲と手術方法を分けて聞きましょう。

参考:[3]

治療・処置を、ひとつずつ知る

提案された治療について、内容や受ける前後のことを読めます。ここにある方法すべてが、ご自身の選択肢になるわけではありません。

もう一つの意見を聞きたいとき

今の説明を整理したい。ほかの考え方も聞いてみたい。その気持ちを、相談のきっかけにして大丈夫です。

この疾患でセカンドオピニオンを希望する腎臓がん(腎細胞がん) · 対面相談の料金と時間を見る

腎臓がん(腎細胞がん)を扱う診療科と、対面セカンドオピニオンの案内を確認した7病院です。相談内容・年齢などによる受け入れは、予約時に確認してください。全国を網羅した一覧ではありません。

時間に資料確認や報告書作成を含む場合があります。掲載額は対面の基本相談料で、自費です。病理診断・紹介状・延長などは別料金の場合があります。オンラインは対象・料金が異なります。

千葉県 · 対面

国立がん研究センター東病院

30分以内33,000円(税込)

時間
原則30分以内(資料を確認する時間等を含む)
延長
30分超は15分ごと11,000円(税込)加算。内容により最大90分まで。

税込・全額自費(保険適用外)

対象・予約の準備を読む →

出典:病院の公式案内 ↗
確認日:2026-10-24

掲載順は料金や医療の質の順位ではありません。予約枠の空きは未確認です。金額・条件は変更されるため、申し込み前に公式案内で確認してください。

相談の準備と、病院ごとの条件を読む →

暮らしのことも、一緒に

片方の腎臓を取った後も、残った腎臓が十分に働いていれば日常生活を送れます。食事の制限が必要かは腎機能によって違います。自己流で厳しく制限する前に相談を。別の病院の薬や検査についても、腎臓の治療歴を共有しましょう。

参考:[4]

食事・外見の変化・仕事や家族のことを読む →

次の診察で聞いてみよう

そのまま見せても、自分の言葉で聞いても大丈夫。

  • 腎細胞がんですか? 腎盂がんなど別の病気ですか?
  • 腎臓を部分的に残せる可能性はありますか?
  • 治療後の腎機能は、どう確認していきますか?
  • 食事や持病の薬について、調整が必要ですか?
腎臓を一つ取ると、必ず透析になる?

必ず透析が必要になるわけではありません。残る腎臓の働きや持病によって見通しが変わるので、手術前の腎機能と、術後の確認方法を聞いてみましょう。

もっと深く知りたい方へ

生存率などの数字を知りたいときに、開いて読めます。今は読まずに、このまま進んでも大丈夫です。

5年生存率と、数字の読み方を開く

これは集団の統計で、あなた個人の余命を表すものではありません。全病期を合わせた数字です。病期・病型・年齢・治療内容で見通しは異なります。

指標
5年相対生存率
集計区分・対象
腎・尿路(膀胱除く) / 男女計 / 全病期
診断年
2018年
公表値
70.3%
元データ
全国がん登録生存率データ

これは腎盂・尿管などを含む「腎・尿路(膀胱除く)」の統計です。腎細胞がんだけの罹患数・生存率ではありません。

参考:[5]

相対生存率は、年齢・性別などが同様の一般集団の生存率を使って補正した指標です。単純に「100人中何人」とは読み替えられません。治癒率や、再発しない割合とも異なります。

過去に診断された方の経過を集計しているため、その後の治療の進歩が十分に反映されていないこともあります。

参考:[7] [8]

生存率の意味・病期別の数字の読み方を、もう少し詳しく →

出典・参考資料

公的機関・専門機関などの資料を確認し、当サイトの言葉でまとめました。以下は参考にした原資料です(外部サイト・別タブで開きます)。

  1. 国立がん研究センター|腎臓がん(腎細胞がん):病気について
  2. 国立がん研究センター|腎臓がん(腎細胞がん):検査
  3. 国立がん研究センター|腎臓がん(腎細胞がん):治療
  4. 国立がん研究センター|腎臓がん(腎細胞がん):療養
  5. 国立がん研究センター|がん統計:腎・尿路(膀胱除く)
  6. 国立がん研究センター|腎臓がん:予防・検診
  7. 国立がん研究センター|生存率の用語:相対生存率
  8. 国立がん研究センター|院内がん登録生存率集計・読み方

編集:がんと闘う.com
参考情報の確認日:2026-10-24
参照先の機関による当サイトの監修・推奨を意味するものではありません。