Treatment guide
胆道ドレナージ・胆管ステント
胆汁の流れを整え、次の治療や暮らしにつなぐ。
黄疸が出て「まず管を入れます」と説明された方へ。この処置の目的と、がん自体への治療を分けて知ると、次の予定が少し見えやすくなります。
何のために行う処置?
がんなどで胆管が狭くなると、胆汁が流れにくくなり、黄疸や胆管炎が起こることがあります。胆道ドレナージは、胆汁の通り道を確保する処置です。通常、がんそのものを取り除く治療とは役割が異なります。
管を入れる方法は、一つではありません
ERCPという内視鏡の手技を使って、胆管にステントを置く方法があります。体の外へ胆汁を出す管を使う場合もあります。狭い場所や以前の手術の影響などで難しい場合は、超音波内視鏡を用いる方法や、皮膚から管を入れる方法などを検討します。
何をもとに選ぶ?
詰まっている位置や広がり、感染の有無、今後の手術・薬物療法の予定、体の状態をもとに決めます。プラスチック製・金属製のステントにも特徴があり、交換や再処置の見通しが違います。
処置の前後に確認すること
検査結果と内服薬を確認し、鎮静などの説明を受けます。処置後は腹痛、発熱、採血などを確認します。食事の再開や入院の期間は病院の案内に従い、次の治療の予定と合わせて聞いておきます。
合併症と、帰宅後の連絡
ERCPに伴う膵炎、出血、感染などが起こることがあります。ステントが詰まったり、ずれたりして再処置が必要になる場合もあります。留置後の発熱・腹痛・黄疸などは、胆管炎の可能性もあるため、早めに担当の医療機関へ連絡してください。
診察で聞いてみよう
- 今回の管は、体の中だけに置くものですか?
- 交換・抜去の予定はありますか?
- 熱や痛みが出たとき、休日・夜間はどこへ連絡しますか?
- がんへの治療は、どの状態になったら進められますか?
この治療について、もう一つの意見を聞く
同じ治療名でも、病気によって担当する診療科が異なります。ご自身の疾患から、対面相談の料金・時間・条件を確認できます。
出典・参考資料
公的機関・専門機関などの資料を確認し、当サイトの言葉でまとめました。以下は参考にした原資料です(外部サイト・別タブで開きます)。