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多発性骨髄腫

Cancer guide

多発性骨髄腫

血液の病気と、骨や腎臓のことを一緒に。

血液の病気なのに、骨や腎臓の説明も出てきて戸惑うかもしれません。いくつかの検査を組み合わせるのは、体全体を支えるためです。今困っている症状から、ひとつずつ話していきましょう。

まず、ここから

骨髄腫細胞の状態と、骨・腎臓・血液などへの影響を合わせて、治療を始める時期や方法を考えます。

どんな病気?

抗体を作る形質細胞ががん化する血液の病気です。主に骨髄で増えた骨髄腫細胞や、異常なタンパク質であるMタンパクなどが関わり、貧血、骨の傷み、腎臓の働きの低下などが起こることがあります。

参考:[1]

どのくらいの方が診断されるの?

全国で新たに診断された数 · 2023年

7,938 例

集計区分:多発性骨髄腫 / 全国がん登録

参考:[6]

多発性骨髄腫は、若い方ではまれで、年齢が上がるにつれて多くなる傾向があります。骨髄腫細胞の遺伝子や染色体に変化がみられますが、なぜ発症するのかは十分に分かっていません。

「生活の何が悪かったのだろう」と、ひとつの原因を探し続けなくても大丈夫です。いまの体を守るために、治療や生活の工夫を一緒に考えていきましょう。

参考:[1]

リスク因子は、発症した理由を一人ひとりについて断定するものではありません。ご自身を責めるための情報にしないでくださいね。

疫学・統計の言葉をやさしく読む →

検査で確かめること

血液・尿検査でMタンパクや腎機能などを調べ、骨髄検査で細胞の状態を確認します。CTやMRIなどは骨の変化を調べる助けになります。症状や臓器障害だけでなく、特定の検査の基準から治療が必要と判断される場合もあります。

参考:[2]

治療は、どう考える?

病気の状態や体力、持病、生活で大切にしたいことも含めて、担当医と相談します。

主な治療どんなことをする?
複数の薬を組み合わせる治療骨髄腫細胞を減らすため、作用の異なる薬を組み合わせます。体の状態、腎機能、これまでの治療などに合わせて内容を調整します。
自家造血幹細胞移植条件が合う場合、本人から採って保存した造血幹細胞を、大量の抗がん薬による治療の後に戻す方法を検討します。年齢だけでなく体の状態も確認します。
骨や腎臓、つらさを支える治療骨の症状や痛み、感染、貧血、腎障害などへの対応を並行して行います。局所の痛みなどに放射線治療を使うこともあります。
言葉を、少しだけ整理すると

MGUS(意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症)や、くすぶり型の段階では経過観察となることがあります。「Mタンパクがある」だけで、全員が直ちに同じ治療を受けるわけではありません。

参考:[2] [3]

治療・処置を、ひとつずつ知る

提案された治療について、内容や受ける前後のことを読めます。ここにある方法すべてが、ご自身の選択肢になるわけではありません。

もう一つの意見を聞きたいとき

今の説明を整理したい。ほかの考え方も聞いてみたい。その気持ちを、相談のきっかけにして大丈夫です。

この疾患でセカンドオピニオンを希望する多発性骨髄腫 · 対面相談の料金と時間を見る

多発性骨髄腫を扱う診療科と、対面セカンドオピニオンの案内を確認した7病院です。相談内容・年齢などによる受け入れは、予約時に確認してください。全国を網羅した一覧ではありません。

時間に資料確認や報告書作成を含む場合があります。掲載額は対面の基本相談料で、自費です。病理診断・紹介状・延長などは別料金の場合があります。オンラインは対象・料金が異なります。

千葉県 · 対面

国立がん研究センター東病院

30分以内33,000円(税込)

時間
原則30分以内(資料を確認する時間等を含む)
延長
30分超は15分ごと11,000円(税込)加算。内容により最大90分まで。

税込・全額自費(保険適用外)

対象・予約の準備を読む →

出典:病院の公式案内 ↗
確認日:2026-10-24

掲載順は料金や医療の質の順位ではありません。予約枠の空きは未確認です。金額・条件は変更されるため、申し込み前に公式案内で確認してください。

相談の準備と、病院ごとの条件を読む →

暮らしのことも、一緒に

疲れやすさやしびれ、痛みは、生活の中で困る場面を具体的に伝えてみましょう。骨に病変がある場合は、運動や体の動かし方も相談を。治療が落ち着いてからも、体調の変化と副作用を確認する受診を続けていきます。

参考:[1] [4]

食事・外見の変化・仕事や家族のことを読む →

次の診察で聞いてみよう

そのまま見せても、自分の言葉で聞いても大丈夫。

  • いま治療を始める理由となる症状や検査結果は?
  • 骨や腎臓には、どのような影響が出ていますか?
  • 移植を検討する場合、その目的と負担は?
  • 自宅での動き方や、連絡が必要な症状を教えてください。
症状がないと言われたら、受診をやめてもいい?

症状が乏しくても、検査で変化を追うことが大切です。定期検査の間隔と、予定を待たず連絡する症状を確認しましょう。治療を始める必要があるかは、症状だけでは決まりません。

もっと深く知りたい方へ

生存率などの数字を知りたいときに、開いて読めます。今は読まずに、このまま進んでも大丈夫です。

5年生存率と、数字の読み方を開く

これは集団の統計で、あなた個人の余命を表すものではありません。全病期を合わせた数字です。病期・病型・年齢・治療内容で見通しは異なります。

指標
5年相対生存率
集計区分・対象
多発性骨髄腫 / 男女計 / 全病期
診断年
2018年
公表値
53.9%
元データ
全国がん登録生存率データ

参考:[6]

相対生存率は、年齢・性別などが同様の一般集団の生存率を使って補正した指標です。単純に「100人中何人」とは読み替えられません。治癒率や、再発しない割合とも異なります。

過去に診断された方の経過を集計しているため、その後の治療の進歩が十分に反映されていないこともあります。

参考:[7] [8]

生存率の意味・病期別の数字の読み方を、もう少し詳しく →

出典・参考資料

公的機関・専門機関などの資料を確認し、当サイトの言葉でまとめました。以下は参考にした原資料です(外部サイト・別タブで開きます)。

  1. 国立がん研究センター|多発性骨髄腫の原因・症状
  2. 国立がん研究センター|多発性骨髄腫の検査・診断
  3. 国立がん研究センター|多発性骨髄腫の治療
  4. 国立がん研究センター|多発性骨髄腫の療養
  5. 国立がん研究センター|多発性骨髄腫
  6. 国立がん研究センター|がん統計:多発性骨髄腫
  7. 国立がん研究センター|生存率の用語:相対生存率
  8. 国立がん研究センター|院内がん登録生存率集計・読み方

編集:がんと闘う.com
参考情報の確認日:2026-10-24
参照先の機関による当サイトの監修・推奨を意味するものではありません。