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食道がん

Cancer guide

食道がん

食べることも、治療と一緒に支える。

「食べられるだろうか」「大きな手術になるのかな」。治療を考えるとき、毎日の食事が気になるのは自然なことです。病気の説明と、暮らしの準備を一緒に進めていきましょう。

まず、ここから

がんの深さや広がりに加え、食べる力や体の状態も確認して治療を考えます。

どんな病気?

食道は、のどから胃へ食べ物を運ぶ通り道です。食道がんには扁平上皮がん、腺がんなどの種類があります。できた位置、がんの種類、壁の深さや広がりを確かめることが、治療選びにつながります。

参考:[1]

どのくらいの方が診断されるの?

全国で新たに診断された数 · 2023年

25,889 例

集計区分:食道 / 全国がん登録

参考:[5]

特に扁平上皮がんでは、喫煙と飲酒との関連が知られています。アルコールの分解に関わる体質なども影響します。同じ食道のがんでも組織型によって性質が異なるため、病理検査の名前を確かめましょう。

参考:[6]

リスク因子は、発症した理由を一人ひとりについて断定するものではありません。ご自身を責めるための情報にしないでくださいね。

疫学・統計の言葉をやさしく読む →

検査で確かめること

内視鏡で食道を観察し、組織を採取して病理検査を行います。CTなどでは、周囲の臓器やリンパ節への広がり、離れた臓器への転移を調べます。必要に応じて、ほかの画像検査も組み合わせます。

参考:[2]

治療は、どう考える?

病気の状態や体力、持病、生活で大切にしたいことも含めて、担当医と相談します。

主な治療どんなことをする?
内視鏡治療(ESD・EMR)粘膜にとどまるなど、条件に合うがんで検討します。切除後の組織検査によっては、手術や化学放射線療法などの追加治療が必要です。
手術を中心とする治療食道と周囲のリンパ節を切除し、胃などを使って食べ物の通り道をつなぎ直します。病期などに応じて、手術の前後に薬物療法などを組み合わせます。
化学放射線療法・薬物療法化学放射線療法は、薬と放射線を組み合わせる治療です。食道を残す治療として検討する場合もあります。病気の広がりや体の状態によって、薬物療法を中心に行うこともあります。
言葉を、少しだけ整理すると

手術ができるかだけでなく、治療後の飲み込みや食事量、通院の負担についても相談しましょう。

参考:[3]

治療・処置を、ひとつずつ知る

提案された治療について、内容や受ける前後のことを読めます。ここにある方法すべてが、ご自身の選択肢になるわけではありません。

もう一つの意見を聞きたいとき

今の説明を整理したい。ほかの考え方も聞いてみたい。その気持ちを、相談のきっかけにして大丈夫です。

この疾患でセカンドオピニオンを希望する食道がん · 対面相談の料金と時間を見る

食道がんを扱う診療科と、対面セカンドオピニオンの案内を確認した7病院です。相談内容・年齢などによる受け入れは、予約時に確認してください。全国を網羅した一覧ではありません。

時間に資料確認や報告書作成を含む場合があります。掲載額は対面の基本相談料で、自費です。病理診断・紹介状・延長などは別料金の場合があります。オンラインは対象・料金が異なります。

千葉県 · 対面

国立がん研究センター東病院

30分以内33,000円(税込)

時間
原則30分以内(資料を確認する時間等を含む)
延長
30分超は15分ごと11,000円(税込)加算。内容により最大90分まで。

税込・全額自費(保険適用外)

対象・予約の準備を読む →

出典:病院の公式案内 ↗
確認日:2026-10-24

掲載順は料金や医療の質の順位ではありません。予約枠の空きは未確認です。金額・条件は変更されるため、申し込み前に公式案内で確認してください。

相談の準備と、病院ごとの条件を読む →

暮らしのことも、一緒に

手術後は食事量の減少や体重の変化、胸やけなどが起こることがあります。食べにくさや食後の不調が続くときは、我慢せず医療者へ。食べ方の工夫や症状への対応を一緒に考えてもらいましょう。

参考:[4]

食事・外見の変化・仕事や家族のことを読む →

次の診察で聞いてみよう

そのまま見せても、自分の言葉で聞いても大丈夫。

  • 私のがんの位置と種類を教えてください。
  • 治療の選択肢と、それぞれの目的は何ですか?
  • 飲み込みや栄養状態へのサポートはありますか?
  • 治療中の食事量が落ちたら、どこへ連絡しますか?
「食道を残す治療」を希望してもいい?

希望は伝えて大丈夫です。病気の状態に合うか、期待できる効果や負担、治療後の検査や追加治療の可能性も含めて相談しましょう。

もっと深く知りたい方へ

生存率などの数字を知りたいときに、開いて読めます。今は読まずに、このまま進んでも大丈夫です。

5年生存率と、数字の読み方を開く

これは集団の統計で、あなた個人の余命を表すものではありません。全病期を合わせた数字です。病期・病型・年齢・治療内容で見通しは異なります。

指標
5年相対生存率
集計区分・対象
食道 / 男女計 / 全病期
診断年
2018年
公表値
48.8%
元データ
全国がん登録生存率データ

参考:[5]

相対生存率は、年齢・性別などが同様の一般集団の生存率を使って補正した指標です。単純に「100人中何人」とは読み替えられません。治癒率や、再発しない割合とも異なります。

過去に診断された方の経過を集計しているため、その後の治療の進歩が十分に反映されていないこともあります。

参考:[7] [8]

生存率の意味・病期別の数字の読み方を、もう少し詳しく →

出典・参考資料

公的機関・専門機関などの資料を確認し、当サイトの言葉でまとめました。以下は参考にした原資料です(外部サイト・別タブで開きます)。

  1. 国立がん研究センター|食道がん:病気について
  2. 国立がん研究センター|食道がん:検査
  3. 国立がん研究センター|食道がん:治療
  4. 国立がん研究センター|食道がん:療養
  5. 国立がん研究センター|がん統計:食道
  6. 国立がん研究センター|食道がん:予防・検診
  7. 国立がん研究センター|生存率の用語:相対生存率
  8. 国立がん研究センター|院内がん登録生存率集計・読み方

編集:がんと闘う.com
参考情報の確認日:2026-10-24
参照先の機関による当サイトの監修・推奨を意味するものではありません。