08 これからの希望 / 診療費などのお支払い
お金の心配も、
一緒に整理しましょう。
治療中の支払いも、後日の手続きも。
窓口で聞くことを、ひとつずつ。
読むタイミングは、ご自身で選んでください。
この先は、今の暮らしの準備に加えて、最期の過ごし方や、葬儀・相続などの内容を含みます。
今は考えたくないところは、読まなくて大丈夫。途中で閉じても、また戻ってきてもかまいません。
いまの暮らしを支えるページへ →内容を理解して、必要なところから読む
「何に、いつ、いくら必要か」を分けてみる。
治療の説明だけでも精いっぱいなのに、お金のことまで。見通しが立たないときは、病院の会計窓口や相談窓口で、一緒に整理してもらえます。
診療にかかる費用
診察、検査、治療、薬など。医療機関や薬局ごとに、支払いの時期と概算を確認します。
そのほかの費用
入院中の食事、差額ベッド代、交通費、診断書など。どの費用が別にかかるか、確かめましょう。
公的制度と、民間保険の給付は分けて考える。
高額療養費制度は、保険診療の自己負担が一定の上限を超えたときに負担を軽くする仕組みです。上限や手続きは年齢・所得・加入する保険などで異なります。入院時の食費や差額ベッド代などは、対象に含まれません。
窓口での負担を抑えるために使える手続きがあるか、加入する健康保険や病院に確認しましょう。制度や金額は変わるため、このページでは一律の上限額を載せていません。
民間保険の給付金が入る日と、病院への支払日は別です。「保険が出る予定だから」と見込むだけでなく、それぞれの時期を確かめると安心です。
支払いを手伝ってもらう前に、確認すること。
- 誰が、どの窓口へ問い合わせるか。
- 請求書が届く場所、支払いの期限・方法。
- 概算と最終的な金額が違うときの確認先。
- 家族などが手続きする場合の、本人確認・委任などの条件。
- 領収書と明細を、どこにまとめておくか。
預金の手続きは、金融機関に正式な方法を確認しましょう。暗証番号を渡すことだけで済ませず、本人が手続きしにくい場合の対応を相談できます。
支払いが難しそうなときは、期限の前に。
「治療を続けたいのですが、支払いが心配です。使える制度と、支払い方法について相談できますか?」
会計窓口に加え、医療ソーシャルワーカーやがん相談支援センターに相談できます。分割払いなどに対応できるかは施設によって異なり、必ず利用できるわけではありません。
お金の不安も、療養を続けるために相談してよいことです。
ご家族へ:退院後や、亡くなった後に届く請求
最終の診療費などは、後日請求されることがあります。病院や訪問診療・訪問看護の事業所に、連絡先と精算の流れを確認しておきましょう。
支払う人や法的な負担は、契約、保証、相続の状況などで異なります。家族であるというだけで、全員が一律に支払うものと決めつけず、請求の内容と根拠を確認してください。
相続放棄を考えている、借金の全体が分からない場合は、遺産から支払うなどの行動を取る前に、弁護士などへ相談しましょう。請求書はそのまま保管し、期限については請求元へ連絡します。
税の手続きでは、亡くなる前と後のどちらで、誰が支払ったかで扱いが異なります。領収書・明細・支払日と支払った人の記録を残し、税務署や税理士に確認してください。
相続・遺言の準備について読む →小さなメモ
支払いの心配を、相談できる言葉に。
入力内容は送信・保存されません。残したい内容は、ご自身のメモにコピーしてください。名前や病院名は書かなくて大丈夫です。
「払えるか心配です」も、相談を始める大切な言葉です。
全部を決める日でなくても、大丈夫です。参考にした情報
- 国立がん研究センター|医療費の負担を軽くする公的制度 ↗
- 国立がん研究センター|がん相談支援センターって、どんなところ? ↗
- 国税庁|相続財産から控除できる債務 ↗
- 国税庁|納税者が死亡したときの確定申告 ↗
- 裁判所|相続の放棄の申述 ↗
- 厚生労働省掲載|身寄りがない人の入院及び医療に係る意思決定が困難な人への支援に関するガイドライン(2019年・PDF) ↗
情報確認日:2026年10月24日。原資料をもとに当サイトの言葉でまとめています。参照先の機関による監修・推奨を意味しません。
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