MENU

生存率の数字と、あなたのこれから

At your own pace

生存率の数字と、あなたのこれから

もっと深く知りたい方へ。読むタイミングは自分で選べます。

このページは、生存率の意味や限界を知りたい方のための解説です。読まずに戻ることも、途中で閉じることもできます。今の自分に必要な範囲を、選んでください。

もっと深く知りたい方へ

この先では、各がんの1年・3年・5年・10年生存率と、その読み方を扱います。今は知りたい内容でなければ、開かなくて大丈夫です。

いまは読まずに、がんの説明へ戻る →

内容を理解して、生存率と説明を読む

「5年」は、余命の期限ではありません

5年生存率は、診断などの起点から5年後までの生存の状況を、集団として表す指標です。「あと5年しか生きられない」「5年たてば必ず治った」という意味ではありません。再発の有無や治療の継続とは、別の指標です。

自分の先のことが心配になるのは自然なことです。ただ、同じ病名の集団の数字から、一人の方がいつまで生きるかを決めることはできません。

各がんの1年・3年・5年・10年生存率

数字を知ると少し落ち着ける日も、今は見たくない日もあります。知りたい病気だけ、開いてください。全部を読む必要はありません。

この数字が、あなたのこれからを決めるものではありません。

以下は、過去に診断された方々の集計です。早い段階で見つかった方も、進行した状態の方も含みます。ご自身の病期や今の治療と照らし合わせながら、担当医と一緒に読み解いていきましょう。

血液のがんを除き、2012年に診断された方の「純生存率」でそろえています。がん以外の死亡の影響を除くよう推定した数字で、単純に「100人中何人」とは読み替えられません。4つの年数を同じ条件で見られるよう、この集計を選びました。

上皮内がんを除く、主に上皮性のがんが対象です。全国すべての患者さんの集計ではありません。その後の治療の進歩も十分には反映されていません。

消化器のがん

胃がん

2012年診断例・純生存率
全年齢(0〜99歳)・全病期(不明を含む)・手術の有無を問わない集計です。

胃がん/男女計
1年3年5年10年
85.2%73.9%69.4%57.9%

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録生存率集計」。結果閲覧システムで2012年・10年、病期「全体」を選択。集計報告書(PDF)も参照。確認日:2026年10月24日。

胃がんの説明に戻る →

大腸がん

2012年診断例・純生存率
全年齢(0〜99歳)・全病期(不明を含む)・手術の有無を問わない集計です。

大腸がん(結腸・直腸を合わせた集計)/男女計
1年3年5年10年
89.7%77.6%70.4%58.1%

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録生存率集計」。結果閲覧システムで2012年・10年、病期「全体」を選択。集計報告書(PDF)も参照。確認日:2026年10月24日。

大腸がんの説明に戻る →

食道がん

2012年診断例・純生存率
全年齢(0〜99歳)・全病期(不明を含む)・手術の有無を問わない集計です。

食道がん/男女計
1年3年5年10年
73.0%51.9%45.3%33.3%

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録生存率集計」。結果閲覧システムで2012年・10年、病期「全体」を選択。集計報告書(PDF)も参照。確認日:2026年10月24日。

食道がんの説明に戻る →

肝臓がん(肝細胞がん)

2012年診断例・純生存率
全年齢(0〜99歳)・全病期(不明を含む)・手術の有無を問わない集計です。

肝細胞がんの集計です。肝内胆管がんは、下の「胆道がん」に分けて掲載しています。

肝細胞がん/男女計
1年3年5年10年
79.2%58.3%43.3%23.9%

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録生存率集計」。結果閲覧システムで2012年・10年、病期「全体」を選択。集計報告書(PDF)も参照。確認日:2026年10月24日。

肝臓がん(肝細胞がん)の説明に戻る →

胆道がん

2012年診断例・純生存率
全年齢(0〜99歳)・全病期(不明を含む)・手術の有無を問わない集計です。

胆道がん全体を一つにした数字ではありません。肝外胆管がん・十二指腸乳頭部がんは、この資料で同条件の4時点の値を確認できなかったため掲載していません。

胆のうがん/男女計
1年3年5年10年
49.7%32.3%28.6%22.3%
肝内胆管がん/男女計
1年3年5年10年
48.7%22.6%16.6%11.2%

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録生存率集計」。結果閲覧システムで2012年・10年、病期「全体」を選択。集計報告書(PDF)も参照。確認日:2026年10月24日。

胆道がんの説明に戻る →

膵臓がん

2012年診断例・純生存率
全年齢(0〜99歳)・全病期(不明を含む)・手術の有無を問わない集計です。

膵臓がん/男女計
1年3年5年10年
41.6%14.8%10.1%6.4%

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録生存率集計」。結果閲覧システムで2012年・10年、病期「全体」を選択。集計報告書(PDF)も参照。確認日:2026年10月24日。

膵臓がんの説明に戻る →

肺・乳房・甲状腺のがん

肺がん

2012年診断例・純生存率
全年齢(0〜99歳)・全病期(不明を含む)・手術の有無を問わない集計です。

肺がんは種類を分けて掲載しています。ご自身の病気がどちらに当たるかは、病理検査の結果などを担当医に確認してください。

非小細胞肺がん/男女計
1年3年5年10年
72.7%52.0%44.0%32.6%
小細胞肺がん/男女計
1年3年5年10年
53.1%16.7%10.7%6.3%

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録生存率集計」。結果閲覧システムで2012年・10年、病期「全体」を選択。集計報告書(PDF)も参照。確認日:2026年10月24日。

肺がんの説明に戻る →

乳がん

2012年診断例・純生存率
全年齢(0〜99歳)・全病期(不明を含む)・手術の有無を問わない集計です。

女性の乳がんの集計です。男性の乳がんにそのまま当てはめることはできません。

乳がん(女性)/女性
1年3年5年10年
98.7%94.7%91.0%82.5%

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録生存率集計」。結果閲覧システムで2012年・10年、病期「全体」を選択。集計報告書(PDF)も参照。確認日:2026年10月24日。

乳がんの説明に戻る →

甲状腺がん

2012年診断例・純生存率
全年齢(0〜99歳)・全病期(不明を含む)・手術の有無を問わない集計です。

甲状腺がんは種類による違いが大きいため、分けて掲載しています。髄様がん・未分化がんは対象例が少なく、推定の幅が大きいことにも留意してください。

乳頭がん・濾胞がん(合わせた集計)/男女計
1年3年5年10年
99.2%98.1%96.2%90.5%
髄様がん/男女計
1年3年5年10年
96.0%96.0%96.2%90.8%

補正による推定値のため、年数が進んでも値がわずかに上がる場合があります。10年値の95%信頼区間は75.9〜100.0%です。細かな差を、そのまま見通しの違いとは考えないでください。

未分化がん/男女計
1年3年5年10年
———3.2%

「—」は同じ条件の掲載値を確認できなかった欄です。0%を意味しません。10年値は報告書64ページの全体・男女計の値です(対象155例、95%信頼区間0.1〜6.3%)。

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録生存率集計」。結果閲覧システムで2012年・10年、病期「全体」を選択。集計報告書(PDF)も参照。確認日:2026年10月24日。

甲状腺がんの説明に戻る →

婦人科のがん

子宮頸がん

2012年診断例・純生存率
全年齢(0〜99歳)・全病期(不明を含む)・手術の有無を問わない集計です。

子宮頸がん/女性
1年3年5年10年
91.7%78.1%73.6%67.5%

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録生存率集計」。結果閲覧システムで2012年・10年、病期「全体」を選択。集計報告書(PDF)も参照。確認日:2026年10月24日。

子宮頸がんの説明に戻る →

子宮体がん

2012年診断例・純生存率
全年齢(0〜99歳)・全病期(不明を含む)・手術の有無を問わない集計です。

子宮体がん/女性
1年3年5年10年
94.8%88.4%85.4%80.5%

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録生存率集計」。結果閲覧システムで2012年・10年、病期「全体」を選択。集計報告書(PDF)も参照。確認日:2026年10月24日。

子宮体がんの説明に戻る →

卵巣がん

2012年診断例・純生存率
全年齢(0〜99歳)・全病期(不明を含む)・手術の有無を問わない集計です。

この表は卵巣の上皮性のがんの集計です。卵管がん・腹膜がんや、他の種類の卵巣腫瘍をまとめた数字ではありません。

卵巣がん/女性
1年3年5年10年
88.0%71.0%62.2%52.8%

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録生存率集計」。結果閲覧システムで2012年・10年、病期「全体」を選択。集計報告書(PDF)も参照。確認日:2026年10月24日。

卵巣がんの説明に戻る →

泌尿器のがん

前立腺がん

2012年診断例・純生存率
全年齢(0〜99歳)・全病期(不明を含む)・手術の有無を問わない集計です。

1年の「100.0%」は、補正と丸めを含む推定値です。すべての方の生存が保証されるという意味ではありません。

前立腺がん/男性
1年3年5年10年
100.0%98.1%95.3%84.0%

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録生存率集計」。結果閲覧システムで2012年・10年、病期「全体」を選択。集計報告書(PDF)も参照。確認日:2026年10月24日。

前立腺がんの説明に戻る →

腎がん

2012年診断例・純生存率
全年齢(0〜99歳)・全病期(不明を含む)・手術の有無を問わない集計です。

腎臓のがんの集計です。腎盂・尿管のがんを合わせた数字ではありません。

腎がん/男女計
1年3年5年10年
91.3%84.5%79.7%67.9%

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録生存率集計」。結果閲覧システムで2012年・10年、病期「全体」を選択。集計報告書(PDF)も参照。確認日:2026年10月24日。

腎がんの説明に戻る →

膀胱がん

2012年診断例・純生存率
全年齢(0〜99歳)・全病期(不明を含む)・手術の有無を問わない集計です。

上皮内がんは含まれていません。

膀胱がん/男女計
1年3年5年10年
86.6%71.5%63.8%47.8%

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録生存率集計」。結果閲覧システムで2012年・10年、病期「全体」を選択。集計報告書(PDF)も参照。確認日:2026年10月24日。

膀胱がんの説明に戻る →

血液のがん

この3疾患は、今回の院内がん登録の資料で1・3・5・10年をそろえられないため、別の集計による5年値を参考として掲載しています。

悪性リンパ腫

2018年診断例・5年相対生存率/男女計・全体
上の2012年・純生存率とは、対象と計算方法が異なります。

悪性リンパ腫
1年3年5年10年
——67.5%—

「—」は、今回採用した全国がん登録の資料に同条件の値がない欄です。0%ではありません。異なる年代の数字をつなげず、確認できた5年値のみ掲載しています。

さまざまな種類のリンパ腫を含む数字です。ご自身の病型に一致するとは限りません。

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)。原資料を確認する。確認日:2026年10月24日。

悪性リンパ腫の説明に戻る →

白血病

2018年診断例・5年相対生存率/男女計・全体
上の2012年・純生存率とは、対象と計算方法が異なります。

白血病
1年3年5年10年
——50.5%—

「—」は、今回採用した全国がん登録の資料に同条件の値がない欄です。0%ではありません。異なる年代の数字をつなげず、確認できた5年値のみ掲載しています。

急性・慢性など、さまざまな種類の白血病を含む数字です。特定の白血病の見通しではありません。

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)。原資料を確認する。確認日:2026年10月24日。

白血病の説明に戻る →

多発性骨髄腫

2018年診断例・5年相対生存率/男女計・全体
上の2012年・純生存率とは、対象と計算方法が異なります。

多発性骨髄腫
1年3年5年10年
——53.9%—

「—」は、今回採用した全国がん登録の資料に同条件の値がない欄です。0%ではありません。異なる年代の数字をつなげず、確認できた5年値のみ掲載しています。

年齢や病気の状態、受ける治療によって見通しは異なります。

出典:国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(全国がん登録)。原資料を確認する。確認日:2026年10月24日。

多発性骨髄腫の説明に戻る →

数字を見て、気持ちが揺れたら、ここでひと休みして大丈夫です。
いまの気持ちを整理するページへ →

集計の条件を、もう少し確認する

院内がん登録の表は、2012年に診断され、登録施設で初回治療の方針決定・実施を行った0〜99歳の方を対象としています。生存状況を90%以上把握できた361施設のデータを基にした集計です。がんごとの対象施設数は異なります。

1・3・5年は同じ2012年10年集計の各時点の値、10年は同集計の値です。純生存率はPohar-Perme法による推定です。甲状腺未分化がんは報告書で確認した10年値のみ掲載しました。

乳がん・子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がんは女性、前立腺がんは男性、その他は男女計です。年齢・病期・手術の有無で絞っていない値です。病期には不明例を含みます。病気の種類による集計範囲は各欄も確認してください。

院内がん登録が始まって間もない時期のデータには精度上の限界があり、全国の病院全体を代表する値とはいえません。病院選びの順位や、一人ひとりの余命を決めるための数字ではありません。

各がんの説明ページにある「2018年診断例・5年相対生存率」とは、診断年・対象・計算方法が違います。値が違っていても、単純に改善・悪化したという意味ではありません。

同じ「生存率」でも、計算の仕方が違います

指標どんな数字?
実測生存率死因を区別せず、対象となる集団の生存の状況を表します。
相対生存率対象集団の実測生存率を、年齢・性別などが同様の一般集団から求めた期待生存率で割って補正した指標です。
純生存率がん以外の死亡の影響を除いて、がんだけが死因となる状況での生存を推定する指標です。相対生存率とは推定方法が異なります。

相対生存率は単純に「100人中、何人が生きている」と読み替えられません。異なる指標を一列に並べて、良し悪しを判断しないようにしましょう。

自分と同じ条件の集計でしょうか

  • 診断された年と、治療が行われた時代。
  • がんの部位、組織型、遺伝子などの特徴。
  • 診断時の病期と、その分類方法。
  • 年齢、性別、体の状態、対象となる施設。

全病期を合わせた数字は、早い段階で見つかった方も進行した状態の方も含みます。同じ病期でも病気の性質や治療への反応が異なることがあります。「限局・領域・遠隔」という区分を、そのままⅠ〜Ⅳ期に置き換えることもできません。

最新の発表でも、過去の診断例の数字です

生存率は経過を追って集計するため、公表までに時間がかかります。当サイトの各がんの説明ページでは、2026年10月24日に確認できた全国がん登録の「2018年診断例・5年相対生存率」を掲載しています。2026年に診断された方の結果ではありません。

その後の治療の進歩が十分に反映されていないこともあります。一方で、すべての方の結果が同じように改善したと断定することもできません。今受けられる治療と合わせて医療者に相談しましょう。

病院の順位を決める数字にはしない

病院ごとの数字は、受け入れる患者さんの病期や病気の種類、年齢、経過を確認できた割合などの影響を受けます。生存率が高いという理由だけで、その病院の治療が優れていると結論づけることはできません。

主治医に、こんなふうに聞いてみても

  • この統計の対象は、私の病気の状態と近いですか?
  • 私の治療で目指していることと、見通しに影響する要素を教えてください。
  • 数字を聞く前に、今できることから説明してもらえますか?
  • 家族には詳しく、自分には少しずつ、という伝え方も相談できますか?

数字を読んで、気持ちがつらくなったら →

出典・参考資料

公的機関・専門機関などの資料を確認し、当サイトの言葉でまとめました。以下は参考にした原資料です(外部サイト・別タブで開きます)。

  1. 国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録生存率集計」|結果閲覧システム
  2. 国立がん研究センター|院内がん登録 2012年10年生存率集計(2025年2月公表・PDF)
  3. 国立がん研究センター「がん統計」(全国がん登録)|悪性リンパ腫
  4. 国立がん研究センター「がん統計」(全国がん登録)|白血病
  5. 国立がん研究センター「がん統計」(全国がん登録)|多発性骨髄腫
  6. 国立がん研究センター|生存率の用語:相対生存率
  7. 国立がん研究センター|院内がん登録生存率集計・読み方
  8. 国立がん研究センター|がん統計に関するQ&A
  9. 国立がん研究センター|がん種別統計情報

編集:がんと闘う.com
参考情報の確認日:2026-10-24
参照先の機関による当サイトの監修・推奨を意味するものではありません。